ドラゴン

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●ファンタジーにおける近・現代のドラゴン 近代においてはファンタジー作品などで頻繁に取り上げられる。 今日想起される典型的なドラゴン像は、巨大で鱗や角を持ち、コウモリのような翼を広げ炎の息を吐く恐竜のような姿をしている。 あるいは、エキゾチックな色合いで、羽毛のある翼、炎のようなたてがみを持つ生物であることもある。 また、ヨーロッパのドラゴンと中国の竜を合わせたような姿であることもある。 ファンタジー作品で扱われるドラゴンは、神もしくはそれに近い存在であったり、世の中を脅かす悪の権化、人々に恐れられる凶暴な肉食獣、人間と友好関係に共存しているもの、兵器や乗り物に活用されているなど、様々な立場で登場在する。 傾向としては、金銀財宝をため込んだ洞穴を守っており、ドラゴン退治の英雄と結びつけられることが多い。 ドラゴンを殺した者、ドラゴンを殺せる武器は『ドラゴンスレイヤー』と呼ばれる。 また、現代の小説や映画の中では、言葉を操り、魔法を使うなど高等な知性を持つ生物として尊敬されているという設定のものもよく知られている。 また、遙かな昔より生きているとされ、賢明で勇者にアドバイスを与える、あるいは、どん欲で宝をため込んでいると描写もある。 ドラゴンの体の一部は、アイテムとして重宝される。ドラゴンの血は、魔法の小道具としてよく作中に登場し、野鳥の言葉がわかるようになったりする。 ドラゴンのうろこは堅いものとされ、鎧や盾などに加工したものは、非常に高い防御能力や熱などへの耐性が設定されている。 またドラゴンの歯から作られる骸骨の戦士である「龍牙兵」はテーブルトークRPGなどでよく登場する。 ファンタジーではドラゴンと一口に言ってもその姿はかなりの種類がある。 ☆翼を持つ/持たない ☆四本足で翼を持つ/前足が翼である(=ワイバーン) ☆翼を持ち飛行できる/翼を持つが飛行できない ☆頭部に角がある/鼻面に角がある/角がない ☆ケモノの特性や特徴をも併せ持つ(フラミーやシャオルーン等)
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