死の着信

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なんだかしらないけど・・・ 出たほうがいい気がしてきた。 霊感の強い私には分かる。                        出ないともっと残酷な未来が待ってるような気がしたから。                        『出・・・でなよ。』 『。。。うん』                      『も・・・しもし。』 『ザーザーザー・・・』                        電話の向こうからザーザーと音がこちらに聞こえる。                     『ひ・・ッ』 葵は耳を携帯から離した。                     『ザー・・・葵ちゃん・・ザー・・・』 明らかに聞こえた葵を呼ぶ声。 でもこのとき変な感じがした。                     この声に・・・私に似たオーラを感じたんだ。                     『アリスちゃんの手と足を7日以内に捜してね・・・見つかんなかったら・・・と り か え っ こ。』
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