始まりは、白い封筒

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学生なら幾度となく繰り返すであろう、靴箱の開閉。 毎日当たり前のようにやるこの行動。ただ靴を履き替えて上履きにはきなおす。帰るときはその逆をやる。 これについて今更深い意味をあれこれ考える意味もない。俺はいつものように靴を履き替えるために靴箱を開けた。 二つある靴を親指と人差し指ではさみ、取り出す。 パサッ 「ん?なんだこれ」 靴を出したのと同時に、何か別のものが落下し、小さな音をたてた。
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