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「じゃあ、この部屋を使って」
「ありがとうございます」
誠は使われていない部屋に沙織を案内した。
父親に連絡をしたが、携帯が繋がらなかった。
明日にはちゃんと聞かなくてはならない。
「それじゃあ、何かあったら、呼んでね【小牧】さん」
そう言って部屋に入ろうとした誠に、
「【名前】で呼んで下さい」
と、沙織はお願いした。
「えっと、おやすみ。沙織さん」
「おやすみなさい。誠」
沙織はそう言って、部屋に入った。
「ハァ、何でこうなったんだ?」
誠の脳裏に父親のにやけ顔が浮かんだ。
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