動きだした運命

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「ん……」 「あ、起きました?」 学園の敷地内に入ると、今まで眠っていた鈴が目を覚ます。 「まずは僕達の家へ向かいましょうか」 鈴は頷くだけで、彼の顔を見ようとはしない。 寮までは校門から僅かな距離の所にあり、そこで降りると後は寮の入り口までの距離を二人で歩く事に。 その途中も、鈴がサクヤに話しかけることは無く、サクヤも話しかけずにただ隣を歩くだけだった。
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