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ゆっくりと進む時間、かなり心臓がドキドキしている。
「受験速く終わらないかなあ……」
黒の短髪の少女が緑豊かな中庭でまだ少しぬくもりが残るお弁当を膝に置き、空を眺めながら少しずつ口に運ぶ。
「ホント、速く終われば良いのに……」
少女の隣でその言葉に返答したのは、栗色の髪をした少女。
二人は仲良さそうに食事を取っている。
何が起こるか分からない未来に二人は僅かながらの不安を抱えつつ、未来に挑んでいく。
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