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 今は授業で、フナの解剖とかやってないのだろうか?  昔は理科の授業で、フナかカエル〓辺りの解剖の授業があった。生きているフナをハンマーで殴って(?違ったかも…)解剖。心臓だ、胃だ、ってバラバラにしていく。心臓はまだ動いてたりするんだよね。授業が終わって、俺達の班は、フナの体を近くの川に流してやった。  おかげさまで、体の仕組みを学ぶ事が出来ました……と感謝して。  でも言いようのない罪悪感が、みんなの心に漂っていた。……そんな事の為に、毎年、たくさんの解剖が行われていいのか?  でも、焼き魚を食べる肉を食べる……生き物をバラバラにして食べてるじゃん。  食べる事は別だ。カニなんか凄まじい残酷ショーを繰り広げて食べる。😆でも、これがめちゃめちゃ旨い。  命に感謝を忘れちゃいかん。生き物は、大切にしなきゃいかん。でも蚊は許さない。難しい問題だ。  他の生き物を人間より下に置いているキリスト教なんかだと、命ってどうなんだろう? ペットを殺した奴が器物損壊罪は? 命の大切さを教育したいなら、もっとマシな法律を考えろと言いたい。  今、自分が持っているおそらく本当は、唯一のモノで、実は、わからなくはなるけれど、けっして無くならないモノなんじゃないかな。深いね。命は。
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