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拓也の母親は自分が小さいときに父と離婚して女で一人で自分を育ててくれた。
だが疲労がピークにきたのか職場で倒れて拓也が中二のときには息を引き取っていた…
それからは叔父と叔母のところで引き取られることになったが高校に入れてから一人暮らしをするようになった。
食パンを口にくわえながら自転車を猛スピードでこぎだした。
「やふぇーほぉらしゃせっふぇーまなあわねー(ヤベーこれじゃゼッテー間に合わねー)」
と訳のわからない言葉をいいながら全力でこぎつづける。
すると隣からも勢いよく自転車が走って来て拓也の真横をとおり抜けていった。
(なんだあいつどっかでみたような…)
そんなことを考えながら自分も急いでペダルをこぎだした。
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