君しかいない

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君しかいない 教室にたたずんでる僕らの中ですばらしい力持ってる 君しかいない いつものように歩いていても振り返ってしまうよ 君の横顔が美しいから 灰色に染まった僕の目の前も 君が通るとふっとカラーに彩られてく ふと手と手が 触れてしまったときは 僕の体温計は100度を超えてしまう 心の中は 沸騰したお湯のようにグツグツと音を立ててく 君しかいない あんなに普遍をぶち壊してくれるのは初めてだった 僕だけだろ 心のSDに君を保存しているのは君をずっと見つめてたいから
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