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雲の行方を 一人で追いかけてた 隣の町まで来たら、ビルの隙間に入り込んだ
いつもと違う風景があの雲に隠されていく どんなに影になろうと雲の行方が変わろうとしても
いつしか僕は瞬きをすることも忘れて丘の上にきた
風がこだまするこの場所で雲と別れを告げた
ありがとう
さよなら
「ここまで導いてくれたんだね」
ふと心は言葉になり、いつしか僕を包んでいた
こんどは最後まで一人でいけるように約束したんだね。
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