告白

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パーン!! 校舎裏に皮膚を叩くかわいた音が響いた。 「あんた、同級生全員に告ってるでしょ!! 最低!! 信じらんない!!」 そう言って彼女は赤くなった頬を撫でる僕を一瞥(いちべつ)し歩いていった。 その様子を遠くから2人の男が眺め、彼女が居なくなったのを見計らって僕に近付いてきた。 「見てるぶんには面白かったぞ」 岩松陽一(いわまつよういち)は含み笑いをしながら僕に近付き、 「いや~派手にフラレたな」 面白そうに僕の肩をポンポンと叩きながら彼、秋本鷹希(あきもとたかき)はそう言った。
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