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いつ、学校側から
呼び出しをかけられても
おかしくなかった。
これ以上は…
先生に迷惑をかける。
これ以上・・・
迷惑は
かけたくはなかった。
今の
まだ噂のラインで
とどまっている
今・・・
私が何とかしないと・・・
そう覚悟を決めた
今日、
―――2月14日
バレンタイン
奇しくも、
今日は先生と付き合って
―― 三年めの記念日だった。
ジンクスって
当たってるのかな?と
ボンヤリ思いながら、
「――2、3日前は
今日が楽しみで、
しかたなかった のになぁ」
と言いながら、
自作の
カウントダウンカレンダーを
パラパラと捲りながら、
目を閉じて
両手でひねり潰すと、
ポケットに押し込み、
入れ替わりに
携帯を取りだすし、
かけなれた番号を写しだすと、
液晶に出した番号を見ただけで、思わず涙ぐむ。
「…メールに しと く か」
鼻をスンとすすりながら、
最後まで心配させたくないし
とつぶやきながら
指だけをカチカチと動かす。
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