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存在意義
『私は何の為に生きてるの?』
人間は、己の存在意義など知る必要はない。
例を挙げよう。
『ペンは、何の為に存在すると思う?』
《何かを書くためだ》
『鋏は何の為に存在すると思う?』
《何かを切るためだ》
己が存在する理由、即ち存在意義を知れば、その時点でそれはただの『道具』にしか過ぎない。
人間の存在意義は『死』が訪れた時にようやく理解出来る程度で丁度いいんじゃないだろうか?
いや、むしろ《理解するべき》なのだろう。
何もしないで『私は何の為に存在するの』とはとんだ愚問だ。
何かを変えようと動き続ければいい。
『死』が来る時、自分が今まで存在していた理由を理解するためにも。
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