6人が本棚に入れています
本棚に追加
/80ページ
いじめについて思い出すと吐気がする。
ノートを引き裂かれる、鞄を捨てられる、服を隠される。
そんな事は日常茶飯事。
一度唯の友達にマワされそうにもなったっけ。
必死に涙でグジャグジャになりながら、抵抗するあたしに遠くから笑い声を浴びせてきた。
『…やめてっ!』
引き裂かれた制服を必死に押さえるあたし。
『あっは!誰からヤる➰?ジャンケン?』
『ジャンケンで決めようぜぇ!唯!ちゃんと写メ撮っとけよ➰』
『あはは☆ばっちりだしぃ!泣かせちゃってぇ☆』
悪夢だった…
たまたま、パトロール中の警察官が通り掛からなかったら
あたしはあの時、舌を噛んでた。
最初のコメントを投稿しよう!