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かつてこのエンバース大陸にはジョエル、と呼ばれる神の子がいた。
その身に宿りしは、遥か昔に創造神リエイテ神との神間戦争を経て封印された属性神。
しかし属性神は時を渡り、精神体なら封印から出られるようになった。
そして宿せられる器を探して、《神の間》からの復活を目論んでいたのだ。
属性神の復活を阻止する為、人間達はジョエルを殺害した。
殺害し続けた。
長きに渡って、それを繰り返していた。
生まれて殺して。
ただひたすらに、堂々巡りをしているだけであった。
しかし。
一年前にそれが打ち砕かれた。
一部のジョエルとオーフェンドの者が世界を変えたのだ。
神が残してくれた幻の如くの希望、《リエイテ神の鍵》を見つけ出したのである。
先人達が願った一縷の望み。
様々な苦難を経て絶体絶命な危機に陥りながらも《リエイテ神の鍵》を使い、再び属性神を封印する事に成功したジョエル達。
永きに渡って繰り返された人と神との抗争に、終止符が打たれたのである…。
そして、一年後。
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