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姫河 雅 -ヒメカワ ミヤビ- 姫河財閥の娘、高校一年。 爾志之森学園-ニシノモリガクエン-に通っている。 成績優秀にして、運動神経は文句ナシ。 「おっと、いけねぇ…遅刻しちまう…」 女の癖に口調が妙に男っぽい。 そして、女の子が困ってると助けるのに、男が困ってると絶対助けない。 学園内では"極悪姫"と影で噂されるほど…。 助けられた女の子は、FC(ファンクラブ)を作り追っかけになっている。 『きゃあ!!雅君が来たわあ!!』 あと一つ…何故かFCの方々には君付けで呼ばれる事も…。 「はよ、あと君付けすんなよ?呼び捨てで構わねぇから」 すれ違いざまにそう言っていくと、大半の女子はきゃあきゃあ、と黄色い声をあげる。 雅の容姿は女の子らしい場所がなく、男の子と見間違う事があるのだ。 髪は短い、スカートが嫌い、女の子っぽいものがとことん嫌いな訳で。 声も女の子からすると低く、雅曰く「高い声は出せねぇ」らしい。 『あ、雅夜様と朔夜様よお!!』 一人の女の子が声をあげると、その場にいた女の子全員がそっちを見る。
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