イエハミエテルノニ・・・

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生徒会長は、俺をさらに優しく見つめる。 「知らなかったら、家とは逆方向の貴方の家まで付いて来ません。・・・ずっと見てたの、気付かなかったの?」 ・・・、これって、これって・・・。 告白ってやつですかー!! 「お、俺でよかったら、あの、つ、付き合って・・・。」 「!嬉しい!」 ふわっと女の子の匂いがした。 生徒会長は、俺の顔、ガムが付いてないところを、チュッて・・・チュッて・・・。 ようやく気付いた俺。 生徒会長はくるりと回って離れていった。 「フフ、また明日!」 また、明日・・・。 ウオオオオオ!生きててよかったぁぁぁああああ!! ガッツポーズ・・・をすると、また下半身が出るので、俺はにやけながらそそくさと玄関の扉を開ける。 「『また、明日。』・・・ねぇ。」 玄関で、母ちゃんがニヤニヤと立っていた・・・、み、見られてた!!! よりによって母ちゃんに見られタァアアアア!! は、恥ずかしハズカシハズカシ恥ずかしハズカシ恥ずかしはずかし恥・ず・か・し・い! ~家まで0メートルにて撃沈~
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