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『せっかくだから、一緒に行こうよ!』
あなたからの誘いを、私は当然快諾した。
まさかこんな偶然があるなんて…
一目惚れをした相手が同じ会社。神様が、内気で人見知りな私を応援してくれている気がした。
「名前、何て言うの?」
「花村…美月です。」
「ミズキ…?どんな字?」
「…う、美しい…月。」
自分の名前は好きだけど、漢字を説明するのは嫌い。
私の月は…
いっつも暗く影っているから。美しくなんか、無いから。
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