一章

2/34
前へ
/210ページ
次へ
僕が許される行動範囲は、屋敷から家門まで。 普通の高校生男子の生活を送る事すら僕には許されない。どこか体が悪い訳でもない。 このくだらない一族の名のせいで学校にすら通えず、自宅での英才教育を何も反論せずに受けてきた。 ただ一度でも普通の高校生を自分自身の目で見てみたかっただけ。
/210ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加