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「羽音は変わった。
少なくとも私の知ってる
羽音じゃない。」
「何言って…」
僕は言葉を途絶えてしまった。だって、気の強い
まひるが泣いているから。
「公園で見かけた時から
思ってた。淋しそうで、
放っておいたら消えちゃいそうで…ねぇ羽音。
どうしてそんな目を
してるの?小学生の時は
あんな無邪気に笑ってたのに。何があなたを苦しめているの?」
まひるだけだった。
子供の頃からいつだって
僕の体調や気持ちの変化にすぐ気付いてくれるのは。泣きたいときに、居心地の良さを教えてくれたのは。だから僕は決めたんだ。
偽りの仮面を剥ぎ取ってくれた君、僕は君の為に君の望む僕でありたいと思った。
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