龍馬への思い

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「おはよう白金さん」 少し遅れて麻美の後ろを歩く私に静かな声がサラリとかかる モデルのような長い足から少しも着崩すことなく清潔に着こなす制服を見上げていくと キラリと光るメガネが見える 「あ……おはよう稲盛くん」 私がそれを言い終わらないうちに稲盛くんは何も会話がなかったかのようにスタスタと私を追い越していってしまった
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