私の王子様

策識を迎えに行く

華麟様のお屋敷でのバケーションを楽しんでまた王都に戻ってきたペンギン達。

青薔薇は屋敷に戻り、父親の仕事の補佐をしながらペンギン家を継ぐ固い意志を持ち勉強をしている。
勉強の傍ら、ペンギン家にペンギンの活動報告や備品補充に来たｶﾅﾃﾞｨｱﾝとペンギンの話なんぞしているらしい。

ALBAROSAは青薔薇の改心のお陰できょうだいの誰よりも身軽な立場になり、ペンギンの店に一緒に住み込む事に。

ｶﾅﾃﾞｨｱﾝはまだペンギンの専属護衛ﾒｲﾄﾞとして働いている。が、ペンギン家と往復するのがｳｷｳｷ状態。
今まで以上に仕事にやり甲斐を感じている。

MINTも引き続き住み込みﾊﾞｲﾄをしている。
最初みたいなペンギンへの戸惑いは無くなり、無茶振りもさらりと返す。
ALBAROSAとも気が合うみたいだ。

収穫期が終わり、王都には静かな時が訪れようとしていたが、またザワザワとしてきたのが軍の方。
他国の戦力が増し、遠征に軍の殆どが出向するのでﾌｧｰﾚﾝ国内の防衛力が不足していた。

今までも力も質も高い私営軍は存在したが、新たに国が補助金を出して近郊の町や農村部にも小部隊を作りはじめた。
己の身は己で守る。
またこれも無茶振り。

その募集要項を見て、
(￣ー￣)ﾌﾌｯ
微笑む女ひとり…

『私は大人しくできないのん♪てへっ♪(≧▽≦*)』