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その頃、王都でのペンギン達はと言うと、
小規模部隊にも国からの援助が出るようになったと民衆は盛り上がっていた。
『ねぇ、ペン姉さん、基本うちはお金に困らないんだけどお父様はカチコチだし、絶対部隊なんて許してくれないよね。』
と王都で配られていた部隊申請書を見ながらALBAROSAが聞いた。
『んあ?あったりまえでしょうが。お父様ひっくりかえりましゅよ。あ~ちゃん部隊作りたいのでしゅか?そんな正義感どこから出てきたんでしゅか?』
ペンギンは配達小物を整理しながらALBAROSAを見た。
『やぁねぇ!あふれる正義感は生れつきよ!姉さんだってそうじゃない。似てるのよね。私たち♪』
∑(・ω・;)そ、そう…?
『これから戦場にも配達増えると思うの。カナディアンの護衛だけでは厳しいと思わない?戦場への配達は高額取れるし、国からの援助があったら兵も雇える。配達ついでに一仕事したら国の役にもたつし、十分儲けも出るはずよ?名声が上がればお父様の地位も上がるかも。頑張ればお父様も理解してくださるわ!』
ALBAROSAはキラキラした目でペンギンにうったえる。
『でも、小規模部隊とはいえそこそこの人員がいりましゅよ?私たち四姉妹が仮に参加したとして後はどうしゅるのでしゅか?』
ペンギンは突飛な案になかなかうんと言えない。
『いい人材ならいるのよね~(*゚∀゚)ハバネロ農園に♪』
ALBAROSAはハバネロ農園の人々の素晴らしさを語った。
『あぁ、前に迎えに行った時、ぺんたんもそれは思ってたんでしゅよ。いい部隊ができるなぁって。でも参加してくれるかちら。』
『心配なんていらないわ!それは私の魅力で!うふ♪』
自信満々に胸に手をやりALBAROSAが立ち上がった。
…∑(゚Д゚;)マヂ?!
『まぁ、ハバネロ農園と言えばそろそろ策識さんお迎えに行ってさしあげないと。ハバネロ農園から契約終了の連絡のお手紙きてましたよ。』
横で聞いていたMINTが言った。
『えぇ?自力で帰れないの?(´=ω=`)面倒臭いでしゅねぇ。別料金でしゅよ。』
MINT「(・ω・)そうですね」←
かくしてペンギン達は来月中に策識迎えに行くついでに新部隊の計画を練り上げるのである。
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