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『ただいま~。』
『あ、お帰りなさいませ。あら?お客様ですか?』
MINTが買物カゴを受取ながら後ろに立つハーリィを見た。
『ハバネロを探してウドイカッホ町からはるばるきたそうでしゅ。そこ座ってくださいねー。』
ペンギンは顔に巻いていたストールを取り、ハーリィの正面に座った。
『みんたん、悪いけどご飯頼んでもいい?私話があるから。あ~ちゃんは?』
冷たいお茶をゴクンと飲んでキョロキョロするペンギン。
『ALBAROSAさんはハバネロ農園に行く準備をしにお屋敷に戻っています。明日荷物を持って来るそうです。お客様も召し上がりますよね?がんばります!(*^^*)』
MINTが慌ただしくエプロンをつけ台所へ向かう。
『あ~ちゃん、私に言うと文句言われるからみんたんに伝えて帰ったな~?もぅ子供みたいに!』
『あのっ、今、ハバネロ農園に行くっておっしゃいましたね?』
ハーリィが前のめりで聞いてきた。
『うん、友人を迎えに行くのと後ちょこっと野暮用でね、週末から向かうことになってるの。』
『ハバネロ農園に行くんですか!ぜひ私も連れていって下さい!もちろんお金は払います!』
ハーリィはとても嬉しそうに頼み込んだ。
『いいでしゅけど、もう一人いましゅよね?今いないけど…外にいるんでしゅか?』
『え…∑(゚∀゚;)な、何の事ですか?私、一人ですよ?やだなぁ最初から一人じゃないですか。あははは…』
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