硝煙の香り

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一方、パルミジャーノの戦況は…。 ――パララララッ!―― 攻勢。 パルミジャーノは攻める、攻める。 相手は狙撃手のトール、柱の多いこの場所では銃身の長いスナイパーライフルは圧倒的に不利。 パルミジャーノのエモノはサブマシンガン、扱いやすくとりまわしが利くので、この場所にうってつけだ。 レッジャーノ側から銃声が聞こえたので、おそらくはあちら側で交戦中なのだろう。 Aclassはいつもトールがリーダーだから、おそらくトールを撃破すればこちらがわの勝利だろうと、パルミジャーノは考える。 レッジャーノがサクを抑えている間に、一気にケリをつける。 柱の裏に素早く隠れると、トールのスナイパーライフルが火を吹き、パルミジャーノがいる柱の壁が爆る。 「あは♪逃げてもムダだよぉ!」
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