硝煙の香り

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「なぁ…。」 サクはスナイパーライフルを背負うトールの背中に話しかける。 「今日の相手はCclassだっけか…。」 「ああ、最近力をつけてきた…。注目はこの二人だな。」 トールは写真を二枚サクに投げてよこした。 「あぁ、レッジャーノ・パルミジャーノか。」 この二人のおかげでCclassはここ数日無敗を誇っている。 定期的にclass対抗で行われる模擬戦…それを元に成績がつけられ、配属先も決まってくる。 トールの歩く先に扉が見えてくる。 〈Aclass控室〉 ドアがスライドして開き、二人は中に入る。 classは大体20人前後で構成される。 二人が最後だったようで、部屋の奥にあるモニターに文字が写し出された。
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