武器はスプーンです

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「こんにちは、ショーゴちゃん」 お父さんに怒られて家に居ずらくなったので外に出たら近所のお姉さんに合いました。 確か大学という勉強施設とやらに通っているお姉さんです。 僕のお父さんは「いやぁ、俺があと10年若ければなぁ」とお姉さんを見る度に言ってます。 そのあとお母さんは僕を寝室に連れて行って笑顔でお父さんがいた場所に行きます。 なんでそのあとお父さんの悲鳴が響くのかはわかりません。 お姉さんは僕をからかったりしないで頭を撫でると向こうの方にいる男の人に近寄っていきました。 どうやら待ち合わせのようでした。 僕はなんだか胸が痛くなったので近くにいた猫のお尻にズブリとしてやりました。 猫が本気で追い掛けてきたので涙を流しながら逃げました。
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