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「碧っ」 屋上で目を閉じて寝っころがっていると、真上から声が聞こえた。 「陽子先輩」 目を開けると、そこには先輩が立っていた。 「春休みが始まったんだから、何も学校で会わなくても」 そう言いながら、俺は起き上がる。 「私が学校に用があってさ。ごめんねぇ、呼び出したりして」 鞄をドサッと投げ捨て、俺の隣に座った。 .
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