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「まあ……いい。ほら紫、見舞いの品だ。」
途中で買った果物の詰め合わせを手渡し、改めて椅子に腰掛けた。
「はい、僕からもお供え。」
ごきっ!
「縁起でもない事言わないの……ああ紫、こんな馬鹿の言うことなんて気にしないでね!」
北島と凜子も、花や食べ物を紫に渡した。
北島が持ってきた花が菊の花のような気がするが……気にしないでいこう。
「ありがとうございます……」
「で、どうなんだ?」
落ち着いた所で、紫に聞いてみる。
見た所は異常が無いようだし、挨拶も普通。
一見は、特に問題は無いようだが……
「高杉君に無理矢理されちゃんたんでしょ?犬に噛まれたとでも思って、さっさと忘れ……」
べきっ!!
「高杉、ちょっと窓開けて。」
「凜子、ゴミのポイ捨てはよくないぞ?」
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