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い、いや、落ち着け……落ち着けよ高杉亮太……
冷静になるんだ……状況を正確に判断しろ。
俺のベッドの中に、小学生の妹が、パジャマで、眠っている。
時間は……まだ登校時間の一時間前。
親は、いつも通り先に出たのだろう。
あれ、イケる!?これはチャンスだろ!!
「ちょっと待てちょっと待てちょっと待てぇいっ!!」
落ち着けよ、俺!!
冷静に判断する所が違うだろ……
今する事は、眠っている愛美を起こす事だ。
俺の理性が飛ぶ前に……!
「お、おい愛美。」
「……ん……」
軽く揺すると、愛美は瞼を少しだけ動かした。
揺らした事によりパジャマが更にはだけ……い、いや、見るな俺!
さっきまで紫の事であんなにブルーだったというのに……
俺が葛藤していると、愛美が目を覚ました。
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