111人が本棚に入れています
本棚に追加
/51ページ
「ちょっと夢見が悪かっただけだよ」
「ふ~ん‥‥‥」
「あれ?アージュ君今日は早いんだね~」
「「!?」」
リシルがいつの間にか現れていた。それどころかナハトの腕に抱きついている。全く気付かなかった‥‥‥これでも気配には敏感なんだけどなぁ僕。
ナハトも気付いていなかったらしく、僕以上に驚いている。
でも、腕に抱きつかれているのに気付いかないって‥‥‥
「お前‥‥‥‥いつの間に‥‥‥‥」
「ふふふ~。私はいつでもいるのだよ‥‥‥‥ナハト、君の心の中に!!!
あは、このセリフ一度言ってみたかったんだよ~」
「さて、行くか」
「ぁ、うん」
見事にリシルをスルーしたナハトは、抱きつかれた腕を振りほどき校舎へと歩きだした。
「ぁ!ナハト達待ってよ~~」
最初のコメントを投稿しよう!