第三章 進展

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「えっと…外村弁護士の話です」 「あっ、そうそうそれで彼が内部犯行説を否定した時に<昨夜殺された>って言ったんだよ。確かに最後の電話があったのは21時15分だけどいつ殺されたのかは知らないはずなんだよね。もしかしたら今日の朝方に殺されたかもしれないのに」 堀谷はよく聞いているなぁと感心した。しかし弁解もできた。 「でも電話があったからそこから巻き込まれたと思うのは仕方ないんじゃないですか?」 「まぁそうなんだけどね。ちょっとした事が気になるんだよ。悪いクセだね。これからしっかりやっていこ…」 志津里の言葉は店員の「お待たせしましたぁ!モーニングセットです!」の声にかき消された。 志津里は店員を少し睨んだ。
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