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「新しい事務所は快適だね✨綺麗だし、広いし」
小柄な青年が笑みを浮かべながら、先ほどから引越し業者の男へ無愛想に注文をつけている男に話しかけた。
「ああ、中々だろう。勝ちゃん」
男は無愛想な顔を崩して小さく微笑んだ。
「うん、さすが歳」
「何を見つめ合ってるんですか~?」
身体の線の細い、儚げな空気を持つ青年がひょっこりと顔を出した。
「なっ・・!総司、てめぇ何を言ってやがる」
「あはは✨じょーだんですよぅ」
青年は笑顔で否定をしたが、歳と呼ばれた男はその顔を睨み返した。
「ふ・・・二人とも、止め・・」
二人の間に挟まれ、近藤はいつもの事ながらこの先の自分の苦労を案じた。
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