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そう言ったのはルナだ。ルナは魔鉱石に魔力を流す。
「私は双銃ですか。」
ルナは嬉しそうに双銃を眺める。色は純がつく程の銀だった。ちなみにルナの属性は闇と風である。
「最後は俺だな。(どうするか…腕輪外したらまずいよな…)」
腕輪は外すと余りに魔力が膨大なゼロの魔力に当てられて気絶してしまうからである。
「あぁ~、ゼロちょっと待った。」
そう言ったのはマルスだ。ゼロの近くに寄り小声で、
(今からお前の周りに結界張るから腕輪は外しても平気だ)
「わかりました。」
マルスはゼロから離れると、
「盾よ我が砦を守る礎となれ…インフィニティホール(無限結界)」
マルスは皆に気付かれないように手を翳すと、ゼロの周りに透明の風の膜が広がった。ちなみに無限結界は風属性の最上級魔法である。
「…?先生ゼロと何を話してたの?」
ミリーは首を傾げる。
「さぁ、ザルグをボコボコにしたから呼び出し食らったんじゃね?」
ロイはそういたずらっぽく笑う。
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