5698人が本棚に入れています
本棚に追加
ミリー達は気付いた様子がない。
「よし、解除。」
ゼロの腕についていた四個の魔力封印の腕輪のうちの二個が留め具が外れるように腕から離れると、柔らかい芝生の上に音もなく落ちる。
「ぐっ…なんて魔力なんだ…あれで二個とは…」
ゼロから放たれる魔力は無限結界によって遮断されているためその魔力は全てマルスに重力みたいな負担がかかる。
ゼロは魔鉱石に魔力を流す。
「俺は刀か…いいものが出来たな」
ゼロのは柄が黒く、刀身が赤がかった黒い日本刀だった。
ゼロはすぐに落ちている腕輪を着ける。
「ふぅ…疲れた」
思わずマルスは腰が抜けたように座り込んでしまう。
「凄いね!火と闇の混合種だね!」
「すげぇ…滅多にないぞ…」
「カッコイイ刀ですね…」
三人はそれぞれ感激している。
「んじゃお前ら終わったら今日は終わりだ~」
最初のコメントを投稿しよう!