戦いを告げる依頼人

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「良太は身体が丈夫だから少しくらい食べても大丈夫よ」 キッチンから料理を持って現れたのが森山美紗(もりやま みさ)20歳で背中まで伸びるロングヘアーの女性だ。 「バカヤロー!少しは人間扱いしやがれ……あ~…俺は食中毒になって死ぬんだ~…」 良太はがっくりと身体をうなだれた。 良太の周りにはどよ~んとした空気が漂っている。 「大上さん、良太はほっといて2人で晩ごはんを食べましょう」 「おっ!もう晩ごはんが出来たのか! っていうか俺を置いて勝手に食うなー!」 さっきまで落ち込んでいた良太だったが晩ごはんという単語で一瞬にして復活した。 「お腹が痛いんじゃ、料理は食べれないよね~」 美紗はそういうと意地悪そうな笑みを見せた。 「へへっ、俺は不死身だからそう簡単には死なないのだ~! という事で晩ごはんはフカヒレとキャビアのどんぶりで頼む!」 「はいはい、良太の晩ごはんはごはんと魚の煮干しとたくあんね」 「すみません…… 美紗様、晩ごはんをよろしくお願いします…」 「も~仕方ないわね……今から料理を持って来るから待っててね」 そう言うと美紗は大上の分の料理を置いていくとまたキッチンへと入って行った。
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