事故

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当時、ちょっとした山道は、バイクの溜まりばだった。峠族とかローリング族と呼ばれる? アタシの街は山際なものだから、山道は近くに沢山有った。 アタシ達も『カーブ』を如何に早く、カッコ良く走るかを競い合っていた。 原付バイクだから力が無いので、下り専門。 度胸とスリル。もちろん一歩誤れば、事故。 バイクの事故は、生身の人間が道路に投げ出されるから、『無傷』はないんだ。
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