第一話 初めての野球

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あれから4年後 今は2人とも 四年生 あれから野球も やめていないが 綾達がいる 阿里小学校の野球部は 綾達をあわせても 10人しかいないし、 綾達以外は やる気のない 人ばっかり 「ねぇ」 『何?』 綾が炎に話しかけた 「今日も野球部 休みって」 『じゃあいつもの 公園でキャッチボール しよう』 「いいよ」 いつもこんな感じ 六年生の気分で 部活をやるか やらないか きめる 学校が終わって 放課後、 綾達は近くの公園で キャッチボール していた 「炎、今日も暇だね」 『うん』 綾達は野球部に 入って4年 いまだに 試合をしたことがない 「試合がしたいなぁ」 『そうだね』 綾がそう言った時 『ねぇ』 その声を聞いたのか 近くで 野球をしていた 人が来た 『俺達と 野球しないか?』 『いいよ!!』 炎は嬉しそうに 答えた そして 綾と炎は 同じチームで 野球をする事に なった 綾はジャイケンに 勝って ピッチャーで 三番をとった 炎は五番サード 試合が始まって すぐに 三者三振を とって 一回表が終わった 『ナイスピッチ!!』 『ナイスボール!!』 チームが綾を誉めた
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