十代

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んなこと、カスミに言われるまでもなく分かってるんだっつーの! …いや、分かってないかも… カスミ「まぁ…あんたに彼女が出来るまでは、私がこうして付き合ってあげるから😃」 なんか偉そうだな… アサコと微妙な関係が続いていた頃は、カスミと会う機会はあまり無かった。 だが受験を直前に控えた頃から、なにかとカスミに会う回数が増えていたように思う。 カスミは俺には男を感じないから「楽」という。 えぇえぇ…俺は空手部キャプテンであった身ながら、男っぽくないです😞 文化祭でクラスで催した喫茶店では女装し、ウェイトレスもやらされました😞 君はその時にも遊びに来て、言ってはならないことも言いました。 「あんた!周りの女子よりカワイイじゃんさ!😃」 君はそうして周りを敵に回しているのです。 大体、それで俺が調子に乗って女装癖に芽生えたらどうするの? ともかくカスミは俺にとって、居心地のよい日だまりのようなヤツだった。 カスミは大学には行かないとのことだった。 彼女には明確な夢があった。映画の日本語吹き替えやアニメ作品に必要な声優になること。 その為の専門学校に春から通うとのことだった。 俺は何になりたいのだろう? 何の為に進学しようとしているのだろう?
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