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現役受験の結果は惨憺たるものであった。
5校受験して全滅…😖
春からは浪人生としての生活が待っている。
3月は卒業の季節。
青春がぎっしり詰まっていた高校生活が終わろうとしていた。
卒業式の後、俺は道場に顔を出した。ここで久々に部員たちと会い、卒業の挨拶をすることが習わしでもある。
もちろん、そこにはアサコも石田もいた。
在校生側代表として、アサコから花束🌷と卒業の証として金刺繍で名前を入れた黒帯を受け取った。
渡す際アサコは涙ぐんでいた。
さて思い出いっぱいの校舎に別れを告げるかな…と思い、校門にさしかかった時…
…そこにアサコが立っていた。
アサコ「先輩…遅いです…」
…遅いって…君が待っていることは予想もしていませんでした…
アサコ「今日これから、ささやかな先輩たちの卒業記念パーティを開くんですけど、先輩ヒマですよね?来れますよね?😉」
…あのな、その誘い方はおかしいと思うよ…
ヒマかと問われれば、仲のいい連中と遊ぶ約束はしていたのでヒマではないのだが、この場合、優先順位が異なる。
俺「ヒマだけど…。さっき先輩たちのって言ったけど、空手部のみんなでパーティってことか?」
アサコ「違いますよ😌エリと山田さんが一緒なんです」
エリはアサコの親友。山田は俺の親友である。ふとしたことで、俺がキューピッド役になり付き合い出した二人であった。
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