十代

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俺「じゃ四人だけってこと?」 アサコ「はい😌 なにか不満? 会場はエリん家ですよ。」 君達、こんなサプライズを用意していたのですか? でも…石田のヤツ、妬かなければいいんだけど… 俺とアサコは二人でエリの家に向かった。途中取りとめの無い話しか交わさなかったものの、久々のアサコとの会話である。楽しくないはずもない。 エリの家ではアサコの言うとおり山田も待ち構えていた。 エリのお母さんが玄関で出迎えてくれ、エリの自部屋に通された。山田は誠実なお付き合いを続けていることが窺えた。 山田のヤツはバレーボール部の前キャプテンで、2メートル近い長身に童顔のアンバランスな男である。 面倒見がよく、俺のことを弟のように扱うところがある。 エリは逆に小柄でしっかりした性格でややおせっかいの傾向がある。 二人が並ぶとまるで親子のようであった。 エリの部屋には大きめの洋風な食卓が置かれ、手作りであろうか?鳥の唐揚げやエビチリなどの様々な惣菜、パスタ、スナック、ケーキ等が所狭しと並べられていた。 俺「すごいな…」 エリ「昨日から準備していたんだよ😉 アサコは買い物しか手伝ってないけどね😜」 山田「そういうお前だって、お母さんに料理のほとんどを任せていたじゃないか😃」 エリ「あ!バレてた?😉」
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