十代

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四人はご馳走をたらふく頂きながら、高校生活の総括に花を咲かせていた。 俺と山田の出会い。俺とクラスメートのサッカー部キャプテンとの喧嘩の仲裁に入ったのが山田だった。あれがきっかけだったな😌 俺がアサコのバイトの店に遊びに行った際にエリと知り合い、エリの憧れの存在であった山田を引き合わせたことや、 エリからのラブレターを山田に渡してあげたこと、 エリとアサコが密かにダブルデートを企てていた件(これは初耳だったが…)など、いつまでも話は尽きないように思えた。 だが楽しい時こそ、過ぎるのも早く…… 俺「もう…すっかり暗くなっちまったな…」 時計は午後七時を回っている。 俺や山田だけなら何時を回っていようと、気にもとめないだろうが、エリの家はしっかりした家庭である。 俺の為に山田の評判が下がるのも好ましくない。 俺「名残惜しいけど、そろそろお開きにしよっか😌」 エリ&アサコ「え~😱 まだ早いよ~!」 お前ら、子供かっ!😓 山田「そうだな。あんまり遅くなってもアサコの親も心配するからな😌」 アサコ「ウチは大丈夫ですよ~😣いつも遅いし…」 その時、山田とエリが目配せし合っていた…何かを確認するかのように。
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