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山田「じゃ俺は片付けてから帰るからさ、お前はアサコを送って行ってやれよ😉」
そういう余計な気遣いは無用なのだが…
大体楽しさで忘れていたが、アサコには石田という彼氏がいるんだぞ…
アサコ「じゃお言葉に甘えて❗先輩、帰ろっか❗😌」
俺「えっ?…あぁ…」
アサコの弾んだ声による誘いに、曖昧ながらも俺は同意した。
俺「いいのかな…(石田に悪いな)」
アサコ「エリたち、気をつかってるんだよ。いいんじゃない😌 あっちは二人にもなりたかったろうし…」
微妙に会話が食い違っているが、まぁ良しとしとこう。
俺はアサコと共有できている今この時を大事にしたかった…
二人で電車に乗り、アサコの降りる駅まで数駅…俺たちは言葉少なになっていた。
電車までもが二人の残り少ない時を刻む。
彼女の駅に着いた時、彼女はあの二人が離れてしまった日の泣き顔に近くなっていた。
アサコ「…先輩…じゃあ」
俺「俺も降りるわ!」
俺はアサコに「じゃあね」は言わせなかった。
俺「もう少し…俺もここで降りるから、もう少しだけ散歩しないか?😌」
アサコ「…うん😌」
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