非現実主義者の日常

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頭が寂しくなっている52歳現国教師の抑揚が無く聞こえる声を片耳に、照り付ける日光で熱の籠った髪をかき上げてみるも、やっぱり暑い、熱い。 いやー暑いね。脳内沸騰すんじゃねぇの? とか無駄な事を考えつつ、吹き込んできた救いの風で頭を冷やすのだ。 なんで高校になっても学校に冷房がつかないのだろうか。進学してから考えた事、数十回。2年目にしてこの数字に達しているのは俺が怠惰なだけだろうか? 否、(何が) これも物理法則のせいだ 地球をまるまる冷やしたり、全教室に冷房を付けれるように資金を生み出せないのも物理法則が原因なのだ 勝手な思い込み? そうでもしとらんとやっていけないのさ。退屈に、退屈すぎるイレギュラーが加わってるんだからな。 俺の左目には、未来が見えるチカラがある。 少し、それについて説明して置こうか。なんせ厄介で繊細で微妙な制限付だからな。
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