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あの日、君と過ごした記憶を僕は今もはっきりと覚えている。
君と出逢って過ごした日々。
毎日笑い合って、時には喧嘩もして……。
それでも君の隣にいることはすっごく幸せだったんだ…。
けど、終わりは突然だった。
「ずっと一緒にいようね…。」
そう微笑んだ愛しい君の姿はもう、僕の隣にはない…。
そんな君に最後に話したことは、僕が描いた夢の話……。
僕が一生懸命に君に話すと、君は優しく微笑んで
「がんばってね――……。」
そう僕に言った。
「ありがとう、がんばるよ。」
僕は君に微笑んだ。
君と交わした約束…
今、上手くやってるよ……。
でも……
それから君は
僕の前から姿を消した……。
あの時、気付いてあげれたらよかったのに……。
君が悲しく微笑んでいたことを…。
君と別れてから、今まで君と過ごしてきた日々の全てが変わった…。
スケジュール帳を開いて、
"君と過ごす" "君とデート"
そんな文字の上から僕は二重線を引いて、下に"仕事"や"遊ぶ"と書き込んだ…。
僕は君がいない寂しさを埋めるように仲間と過ごしたり、ただ仕事に明け暮れた。
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