『PRISM』

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『PRISM』

『いらっしゃいませー!』     ざわめいた暗い照明の店内に拡護の声が響いた。     場所は新宿。     そこそこ流行っている居酒屋だった。     店員A『今日も疲れたな。一杯寄ってくか?』     拡護『裕也さん!いえ、今日はちょっと…』     裕也『そうか…』     残念そうな裕也を背にし、拡護はギターと共に区内のスタジオを目指す。     00:00 -スタジオ『king』-     そこには4人のメンバーが揃っていた。     22~30と年齢はバラバラだったが、一つの目的の為に集まった男たち。     目的…     それは「メジャーデビュー」     拡護「さて、始めようか!」     ドラムのスティックでカウントが始まり、『PRISM』のオリジナル曲が流れ始める…
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