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「いやいやいや、見事な推理ですな。感服しました」
ガロンズは観念したのか、自分が内通者であることを、認めた。
「まさか、そんな、司令が…」
リオは愕然とし、膝を落とした。
父がバルに殺されたのも、自分がバルに殺されそうになったのも、再びデス・サーティンに襲われ生き延びたのも、また、本当の航路を知らせていたら二個騎士団に襲撃されていたことも、全てガロンズの仕組んだことだったとは。
「司令、聞かせて下さい。どうして司令がアルパーク王国と内通していたのですか?」
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