第5話フェイズ7「言えぬなら私が言おう。貴様は~

11/17
前へ
/610ページ
次へ
  「いやいやいや、見事な推理ですな。感服しました」  ガロンズは観念したのか、自分が内通者であることを、認めた。 「まさか、そんな、司令が…」  リオは愕然とし、膝を落とした。  父がバルに殺されたのも、自分がバルに殺されそうになったのも、再びデス・サーティンに襲われ生き延びたのも、また、本当の航路を知らせていたら二個騎士団に襲撃されていたことも、全てガロンズの仕組んだことだったとは。 「司令、聞かせて下さい。どうして司令がアルパーク王国と内通していたのですか?」  
/610ページ

最初のコメントを投稿しよう!

713人が本棚に入れています
本棚に追加