713人が本棚に入れています
本棚に追加
「解放軍の目的は、ただ勝てばいい、というものではない。この戦いを終わらせ、かつ、戦闘終了後も、ある期間の平和な状態を作り出さなければならない。アルパーク王国軍の戦力を削ぐことは、近隣諸国のアルパーク王国へ対する軍事的行為を誘発させる。従って、アルパーク王国軍を疲弊させ弱体化させるのは避けなければならない。つまり、少数精鋭だけで王都アシーネに突撃し、摂政クライス・ティーザの首を取る。それが解放軍浮遊艦隊に課せられた使命だ」
この時、ノルンの戦略構想が解放軍に初めて提示された。
最初のコメントを投稿しよう!