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《シルフィード》が、短弓の矢先を俺の駆る《タロス》の胸に合わせる。
《ノーム》たちも、弦が千切れそうなほど矢を引き絞っている。
このまま戦っても、勝ち目はない。
無惨に屍を晒すことは、火を見るより明らかだ。
俺は、
①剣を鞘に収め、鞘を腰から外して地面に下ろし、反乱軍に投降の意を示す。
②投降なんて考えられない。ここは反乱軍に戦いを挑み、討ち死にするのを潔しとする。
③王国軍には戻れないが、反乱軍に投降もしたくない。ここは何としても逃げ延びてやる。
あなたなら、どうしますか?
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