Firstbatle

1/2
前へ
/17ページ
次へ

Firstbatle

暗い路地に一筋の閃光が突き刺さった。 血にまみれた宇宙獣がそちらを振り返って、威嚇の声を唸らせた。 そこには、全身を光らせた男が…居た。 その男こそが、ジャルザーとなった紅城龍也であった。 宇宙獣は、踵を返すとジャルザーに一目散に襲いかかった。 そして、それをジャルザーは、華麗にいなすのだった。 瓦礫の中に、宇宙獣は突っ込んだ。 「おいおい、まだ俺はお前のこと、許してねぇんだけどな!」 タッ、タッ、と、ステップを踏みながら、ジャルザーはまだ余裕をみせていた。 瓦礫の中から立ち上がると、再び宇宙獣はジャルザーに襲いかかった。 何本もの触手がジャルザーの手足を縛りつけ、動きを封じた。 「ケヒャーッヒャッヒャ!これでもう動けまい!ジャルザーよ!!俺の触手にかかって動けた者は誰も居ない!!覚悟するがいい!」 何本もの触手に縛りつけられ、身動きひとつ出来なくなったジャルザーであった。 …しかし、
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加