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Firstbatle
暗い路地に一筋の閃光が突き刺さった。
血にまみれた宇宙獣がそちらを振り返って、威嚇の声を唸らせた。
そこには、全身を光らせた男が…居た。
その男こそが、ジャルザーとなった紅城龍也であった。
宇宙獣は、踵を返すとジャルザーに一目散に襲いかかった。
そして、それをジャルザーは、華麗にいなすのだった。
瓦礫の中に、宇宙獣は突っ込んだ。
「おいおい、まだ俺はお前のこと、許してねぇんだけどな!」
タッ、タッ、と、ステップを踏みながら、ジャルザーはまだ余裕をみせていた。
瓦礫の中から立ち上がると、再び宇宙獣はジャルザーに襲いかかった。
何本もの触手がジャルザーの手足を縛りつけ、動きを封じた。
「ケヒャーッヒャッヒャ!これでもう動けまい!ジャルザーよ!!俺の触手にかかって動けた者は誰も居ない!!覚悟するがいい!」
何本もの触手に縛りつけられ、身動きひとつ出来なくなったジャルザーであった。
…しかし、
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